山口県下関からの荷物がセリ場に並んでいます。なぜだか発泡の蓋には穴が開いてます。
箱には「活・甲エビ」と記載されています。
箱を開けてみるとウチワエビで、湿らせた新聞紙が一緒に入っていました。少々丁寧に扱わないと、仮眠から覚めてしまうので要注意です。
甲エビとは山口県下関での呼び名で、ウチワエビはバタバタ、ピチピチ、パッチンなどかなり多くの地方名・市場名があるんです。
今日入荷しているモノは、珍しくキレイな外子(卵)を抱えていました。
日本国内での漁獲量はそれほど多くありませんが、東シナ海、フィリピン諸島ではかなりまとまって水揚げされるそうです。
ネットで詳細調べていたら、ベトナムでウチワエビモドキを1匹1,000円で食べた内容がアップされていましたが、国産だと半身も到底買えない値段です。
値段はリアルとモドキで差があるのは当然ですが、ネットで販売されてモノを見ると1㌔7,000~8,000円ぐらい(少し盛り過ぎ)と超高級素材です。
ウチワエビの味は、伊勢海老と肩を並べるレベルの美味しさと称されています。市場で働いていたら、ウチワエビは1度は食べてみたいですね。
しかも活けのウチワエビですから、レア指数は非常に高いです。
関東近県で入手するとしたら、シラスで有名な舞阪港辺りで水揚げされるそうです。
遠州灘の深い海には面白い生き物が沢山いますね。