お何と言う偶然でしょうか!「ヒウオ」が被りました。
素魚(シロウオ)の地方名と、滋賀県琵琶湖産の鮎の幼魚です。
「Spring has come」共に春の訪れを知らせてくれる魚です。
鮎の幼魚『ヒウオ=氷魚』は、仲卸横浜丸栄水産㈱細谷専務より画像撮影協力を頂いたものです。
『ヒウオ=氷魚』の存在は、ネットや書籍をみて存在は知ってはいましたが実物を見るのは初体験です。
鮎の寿命は1年と言われてますが、『ヒウオ=氷魚』は秋から冬にかけて水揚げされる体長2~3センチの鮎です。
生きていると半透明、まるでシラウオのようです。
本格的な春が到来すると、カラダつきも鱗もしっかりしてきてコアユ(子鮎)と呼ばれるサイズまで成長して行くそうです。
【ヒウオの釜揚げ】
【カタクチイワシのシラス】
しかし、茹で上がっているので一見するとシラス。
それにしてはデカイ!なに魚の釜揚げと言った印象です(笑)。
一尾だけ摘まんで頂きましたが・・・・・、イワシのシラスと違い塩加減が優しいですね。
少し口の中で噛み砕いたヒウオを転がしていると、優しくふわふわした食感、小さいけれどしっかりとした味わいを感じます。
個人的には成魚の鮎が大好きなので、こんなに小さな鮎の稚魚を獲ることに多少疑問を感じますが、過ぎたるは猶及ばざるか如しですかね。