網走湖の大シジミ、身まで食べれますよ。

あっ、珍しいモノを鮮魚課北海チームのセリ場で発見、北海道網走湖産のシジミです。

シジミなんて普通だとお思いですが、ジャンボな大シジミです。

網走湖は道内最大のヤマトシジミの産地で、豊かな緑に育まれた淡水と、ミネラル豊富なオホーツク海の海水が流れ込んだ汽水湖で、シジミの生育に最適な環境です。

網走湖のシジミは大きいことで有名ですが、漁獲サイズが厳しく管理され約23mm以上の貝のみを選りすぐって漁獲しているからです。

(一説には、この大きさになるまで10年位の月日が係るそうです。)

そして、ただデカイだけでなく美味しいんです。

その理由は、寒冷な気候の北海道では、シジミの生育期間が長くかかるのですが、その分天然の旨み成分をたっぷりと凝縮されるためです。

そして、汽水湖である網走湖は、潮の満ち干きで海水と淡水の入れ替わりが活発に行われることにも理由があります。

シジミは厳しい環境下で育つことで、塩分濃度を調整するために内臓が発達。その過程で旨み成分のアミノ酸が凝縮され身が肉厚で濃厚なシジミが産まれるのです。

シジミと言うと出汁取りのイメージですが、網走湖の大シジミなら身も十分楽しめますよ。

比較対象のために、特種相対品課のセリ場に他の産地のシジミを探しに行ってみました。

するとシジミの国内有名産地、島根県宍道湖、青森県小川原湖そして三重県から出荷されていました。

思いつきで探しに行って、お目当ての食材があるのは助かります。

産地や大きさも様々、買受人のニーズも様々、その多様なニーズに対応出来る当社の集荷力は侮れませんよ。