美しいモノには棘がある。美味しいモノには毒がある。
まさにその言葉通りのサカナがいます、オニカサゴです。
カサゴの仲間は皆怖い顔してますが、オニカサゴは特別で正に鬼頭。
そしてその味は秀逸で、時としてその美味しさを伊勢海老にも喩えられるくらいです。
しかしBe careful !、気をつけなければならないことがあるんです。
オニカサゴの棘には強烈な毒が、仕込まれているんです。
よくカサゴのウロコ取りやイサキのウロコ取りの際に、ブスッと背ビレを指してしまう筆者。
あとから腫れて痛い思いをするのですが、オニカサゴはそんな程度では済まない猛毒持ちなんです。
腫れるだけでなく、のた打ち回るくらい痛みが襲い、重症だと呼吸困難や心臓衰弱に陥ることもあるそうです。
もし不幸にも棘が刺さったら、すぐに毒を抜くのと、全身に毒が回らないように応急処置をしましょう。
通常痛みがあると患部を当たり前のように冷やしますが、オニカサゴの場合は違うんです。
オニオコゼの毒はタンパク質で構成されているので、温めることで毒固まり全身に毒が回らなくなるのようです。
しかし、最初にオニカサゴを食べた人は命知らずのチャレンジャーですね(笑)。
虎穴に入らずんば虎子を得ずじゃないですが、危険を冒さないと大きな成果を得れれないんですね。