美味しい新物シラスが入荷しています。湘南シラスは3月11日解禁し、日本一のシラスと呼ばれている静岡県浜松市の舞阪も10日遅れの3月21日に解禁し本格的なシラスシーズンが到来しています。
解禁日当日は、100隻を超えるシラス船団が遠州灘に出漁し、見事初日から豊漁。
ボウラというシラスを詰めた水揚げ用籠容器は、1000ボウラを超えていたそうです。
シラスとは、鮎やウナギ、イワシ、ニシンなど体に色素がない魚の稚魚をシラスと呼びますが、一般的に流通しているシラスはカタクチイワシの稚魚が原料となっています。
シラスの旬は春と秋の2回。カタクチイワシは珍しい魚で一年中産卵をしますが、春と秋にかけては産卵のピークになるため、5月~6月はプリプリと10月~11月は脂の乗った甘味を味わえます。
獲れたシラスは生シラスか釜揚げ塩茹でされ、天日で干されます。関東と関西では干し方に違いがあり、関東は「若干し」で、1時間程度干すことで半乾きのしっとりとしたシラスに。
関西は2~3時間干して水分を抜いた「上干しちりめん」に。地域によって好みは変わります。皆さんは「しっとりタイプ」もしくはカリッとジャコ、ちりめんタイプ、どちらがお好きですか。