今日もセリ場を廻って気になるものを紹介します。まずは、ボラです。
10/22日に紹介しましたが、メスの子持ちのボラ。見て下さい、この立派なお腹を!!
この中に高級食材、カラスミが入っているんですね。
カラスミは、ボラなどの卵巣を塩漬けし、塩抜き後、天日干しして乾燥させたものです。
写真のカラスミは台湾産です。
薄切りにしたカラスミをご飯にのせて刻み海苔、ネギ、そして緑茶で茶漬け、おしゃれにカラスミのパスタなんてどうですか。
2つ目は、アンコウ(鮟鱇)です。
アンコウの吊るし切りは有名ですよね。セリ場には丸々一匹のものや、ブツ切りにしたもの、あん肝付きで各部位が1セットになって、すぐにアンコウ鍋が出来るものまで様々です。
アンコウ鍋は「東のアンコウ、西のフグ」と呼び称される冬の味覚、関東近郊では茨城県が有名ですね。
見た目は、グロテスクですが肉は脂肪が少なく低カロリー、そしてコラーゲンたっぷりで女性にも大人気です。
特に12月から2月が肝が肥大して美味しい時期です。是非この冬食べて下さい。
最後にシャコです。
富岡、小柴から活シャコが入荷していますが、写真のシャコは北海道産と青森産です。
東京湾や瀬戸内などが産地として有名で高値で取引されていますが、最近は漁獲量が減っています。
江戸川前の代名詞的存在のシャコですが、最近は東北、北海道からも多く入荷されています。
今日のシャコは大ぶりで美味そうです。
活シャコが入荷する当市場は、他にアピールできる貴重なセールスポイントかもしれません。