鮮魚課北海チームのセリ場に、黒い物体が・・・・・。
市場にいれば全容がわからなくても、察しがつきます(笑)。
その正体はゴッコ、青森県からオスとメスが入荷しています。
市場ではゴッコ、ゴッコと呼んでいますが、正式名=標準和名はホテイウオと言います。
見た目、七福神の布袋尊みたいにふくよかで、その姿を想像させるからですかね。
今回は、愛称ですが「ゴッコ」と呼びたい思います。
このゴッコ、実はNHK総合日曜夜7時30分から58分に放映されている『ダーウィンが来た!』で、つい最近(2018年1月21日)紹介されました。
とてもユニークな容姿に反して、育メン魚として紹介されていました。
ゴッコは3年魚で、メスは産卵が、オスは受精そして受精卵が孵化するまでがメインイベントです。
メスのゴッコは、産卵後絶命。
オスのゴッコは、受精卵を1ヶ月近く飲まず食わずで守り続けます。
そして孵化、新しい命の誕生と引き換えに、オスは絶命するそうです。
そんな番組を見てからのゴッコとの出会い、勝手に思い入れだけが膨らみます。
実物のゴッコを見て少し笑ってしまいました。
オスとメスで大きさが全然違うんです。
・オス
・メス
そんなこと言って人間は『ゴッコ』を食べちゃうんだから残酷ですよね。
どうやら、ゴッコ汁が堪らなく美味しいらしいですよ。