自分でやらないと、本質は分からない。

今日はまず、宿題企画からスタートです。

大人なのに宿題?

そう!平塚市漁協の定置網船・川長 三晃丸より出荷されてくる鮮度抜群の追っ駈けの魚。

そのなかで、どちらかと言えば主役になりきれない『ヒラゴイワシ(平子)』。

でも最近、網を揚げるとヒラゴイワシだらけなんてこともあるんです。

そこで営業の源波部長からの宿題は、ヒラゴイワシを使って料理を作ること。

市場のイメージとしては、威勢がイイ、力仕事、どちらかと言えば男社会的な先入観が・・・・・。

でも意外に思われるかもしれませんが、当社男性社員の多くは、自分で魚を捌いたり料理をします。

やはり食に携わる職業なので、味には五月蝿くなって当然だと私自身も思っています。

さて宿題の答えは『初めて作るイワシのオイルサーディン』。

何度となく居酒屋の付け出し・お通しなどで、口にしています。

先ずはイワシの下拵え。

①イワシのウロコを外し、頭、内臓を取り除きます。

さて中骨などどうしたらいいのか?レシピを調べたら『そのまま派』と『取り除く派』に2分されていました。

思案の結果、手開きで骨を取り除くことにしました。

②手開きにしたイワシを食塩水に浸けて、イワシの身に味をつけます。

③イワシの水気を拭き取り、鍋にイワシを並べ、オリーブオイル、スライスニンニク、ローズマリーやバジルなどの香草を入れて弱火で20~30分煮込むだけです。

調理は温めるだけだから簡単。

しかしイワシの下拵えは、慣れと処理する量によってはかなりの時間が必要です。

今回料理に使用したヒラゴイワシは、川長 三晃丸の社員の方々が手間をかけて一生懸命選ってくれたもの。

選ばれ出荷されるよりも、そうじゃない(選られない)方が圧倒的に多いのです。

選られて選外となった規格外のサイズは飼料や加工に使われたり、最悪の場合はそのまま海に戻してしまします。

折角獲れた魚は、漁師・出荷者のために出来るか切りお金に換える努力をして行きたいと思います。

手間をかければ美味しい料理を作れますが、残念ながら手間をかけられないのが現代だと思います。