自家製ウナギの蒲焼きの予定が、蒲煮になっちゃった。

市場で働いて一番楽しいこと、それは人が生きるために必要な、「食」に直結している仕事だからです。

仕事だから当たり前かもしれませんが、市場で働いている人=市場人は、何が美味しいモノなのか、良いモノかを知っている。

しかもその食材が、安くて良いモノと言ったら文句のつけようがありません。

そして良いモノを使って自分で料理する。

私にとって、とても有意義で楽しい時間です。

休み前の続きになりますが、生の串打ちされたウナギで自家製蒲焼き作りに挑戦しました。

実は自宅でウナギの蒲焼きを作るのは、今回で2回目なんです。

最初は身がカチカチに固まり、鮭トバでも食べてるの?完全に失敗でした。

さて今回はどうなのか?出来上がりはこちら。

「裂き8年、串3年、焼き一生」の一生の意味が少し分かった気がします。

・先ずは串打ちされたウナギを、日本酒でさらっと洗います。

適当にキッチンペーパーで水気をとって、ロースターで白焼き開始です。

・ロースターで約15分焼くと、徐々に身が縮みますが、串打ちのお陰で上手に焼けます。

焼き目の変化をご覧下さい。

そして脂がプツンプツンと踊る様は、食欲をそそられます。

・このまま白焼きをワサビで食べても良いのですが・・・・・、最終着地点は蒲焼きなので妥協はしません。

・次は「蒸し」の作業。しかし我が家には蒸し器がないので、タジン鍋を流用です。

布巾もないのでウナギの下にキッチンペーパーを敷き、上にはクッキングペーパーを被いかぶせて約20分蒸しました。

・最後はタレつけて再度焼きと思ったのですが、簡単に済まそうと考えフライパンで仕上げました。

だから今回はウナギの蒲焼きではなく、厳密に言うと蒲煮かも(笑)。

でもタレは拘って「キツコーナ蒲焼きのたれ」。

見た目500mlに見えますが1.8L、賞味期限が今年の7月だからヤバい状況です。

良い照りついてないですか?

素人目で見ても、そこそこの出来栄えです。

肝心の味の方ですが、今回は合格点レベルまで成長したかも。

国産養殖ウナギ(愛知県産)などで、ほど良い脂のりと食感が良いですね。

食べた相方からは、特にクレームはなかったので可もなく不可もなくと言うところでしょうか。

次も挑戦するかと聞かれたら、迷わずチャレンジですね。

やっぱり「焼き一生」、奥が深すぎですね。