今日は台風の影響を受け、市場に入荷する荷物は少なくなっています。
平塚市漁協からの追っ駆けもなく、少し寂しい感じです。そんな中、セリ場で鮮やかな光を放つ魚を見つけました。
今日はオニカサゴを紹介します。
ゴツゴツとした凹凸のあるグロテスクな姿ですが、見た目によらず、歯ごたえ充分な白身は最高です。
「綺麗なものには毒がある」の例えのように、オニカサゴも美味しいのですが、背ビレ、腹ビレ、頬の周りに猛毒があるので気を付けて下さい。(オニカサゴの毒は死んでもそのままです。)
オニカサゴはフグに匹敵する味だとよく言われます。上品な肉質、内臓も皮も美味しく食べられます。
薄造りでポン酢と紅葉おろし、唐揚げ、煮物、焼き物等どんな料理でも旨い魚です。
暖かい時期が旬ですが、通年そんなに味は変わりません。
オニカサゴのヒレ酒は一説にはトラフグのヒレ酒より美味との噂もあります。(毒を持っている鋭利なところは切り落として下さい。)
捨てるところのないオニカサゴ、一度自分で釣ってみてはどうですか?