特種相対品課石川社員がアカガイを剥いていたので、カメラで撮影しました。アカガイは北海道南部から九州、韓国や中国沿岸部などで漁獲されます。
石川社員が剥いていたのは中国産アカガイ、約20秒足らずで貝殻から剥きとります。赤貝は近年漁獲量が減少してきており、近縁種のサトウガイやサルボウなどが代用として使われることが多くなっています。
その見分け方は、殻にある放射状の筋の数がアカガイが42から43本なのに対し、サトウガイは38本、サルボウが30から32本と異なります。
また、殻の色が黒っぽいのを「ホンダマ」(アカガイ)、小さくて白みがかっているのを「バチ」(場違いの意)と呼びます。
老眼の筆者には、殻にある筋の数は到底数えられない品物です。
アカガイの血は人と同じようにヘモグロビンを含んでいて赤く、それがアカガイの名前の由来ともなっています。
アカガイに含まれる栄養素はタンパク質が多く含まれていて、ビタミンB1、ビタミンB2が多いです。特にビタミンAは貝類の中で最も多いのが特徴です。
その他には貝類の多くに含まれるコレステロールを下げる作用のあるタウリンや肝臓によいグリコーゲンも含まれています。
また、ヘモグロビンが含まれていることもあり、鉄分はほうれん草にも勝り貧血にも大変効果的で、女性の方にはアカガイをお勧めします。
(ちょっとショッキングな光景で申し訳ございません。)