特種相対品課のセリ場には、美味しいモノの宝庫です。
寿司ネタに欠かすことができない貝類。
サザエやツブ貝に混ざって、開きになったり、活けの状態だったり、様々な顔で出荷されている貝がいます赤貝です。
今の時期の赤貝は、産地による多少の月ずれはあるものの、一般的には「産卵期」当たる時期に当たります。
そのため、西日本では5月頃から6月にかけて、三陸辺りでは7月から8月頃の2ヶ月間は禁漁になってしまいます。
国産の品薄のピンチを救ってくれるのが外人助っ人、外国産の赤貝なんです。
ニーハオ(你好)中国、
アニョンハセヨ韓国からの赤貝は、既に広く認知されています。
今日は、ズドラーストヴィチェ!ロシアからも輸入されています。
営業一部渡部次長にロシア産の赤貝はどうなのか?と聞いてみました。
業務用ではロシア産も良く使われており、助っ人としては重要な役割を果たしているそうです。
仲卸伊勢勝の店舗に行けばロシア産赤貝あるなと思ったら、サンプルで剥いたものが並んでいました。
赤貝は輸入モノが90%、国産はわずか10%だそうです。
いつでも美味しい赤貝が食べれるのも、外国産助っ人のおかげです。
わずか10%の国産赤貝の最高峰が宮城県閖上産で、1個の赤貝で500円以上もする高価で稀少な食材です。
産卵が終わり、再び身がプリッと太って晩秋まで暫くは、輸入赤貝を堪能して下さい。