少し季節はずれな感じですが、よくよく調べてみるとそんなに驚くことではない。もしかしたら走りものかもしれないハタハタが入荷しています。
ハタハタで有名な秋田では、漁期が11月末から1月にかけてで、ブリコ(ハタハタの卵)を持っている雌が珍重され旬とされています。
一方、鳥取など山陰では漁期が9月から翌年5月あたりまでで、産卵前の脂がのった3月から5月が旬とされ、「シロハタ」と呼ばれています。
本日入荷している北海道白老では、主に水揚げされるのが8月から12月の期間で98%近くを漁獲しています。
ハタハタは以前は獲り過ぎて個体数が激減しましたが、北海道をはじめ各地で資源管理計画の策定、人工産卵、孵化への取り組みがなされています。
筆者の個人的意見ですが、ハタハタは魚食の入門的な魚だと思います。
ウロコがなく内臓も少ない、加えて白身でクセがない。そしてとても骨が身から離れやすく、食べていて骨が喉に刺さる心配もありません。
簡単美味しくできる一夜干しは、絶対お勧めですよ。