今日みたいに魚がない日の追っ駈けは、その重要性が再認識されます。
その日に水揚げされた鮮魚ですから、鮮度に関しては文句のつけようがないです。
しかも鮮度だけじゃない、魚の質もイイからセリも必然的に盛り上がります。
特サイズの本カマス、美味そうです。
アジは小サイズが中心でしたが、ある程度量がまとまっていたので、イイ売り物が出来て仲卸も助かったはずです。
勿論セリ値も急騰し、川長 三晃丸磯崎社長そして日海丸の外川さんもニンマリ。
しかし冷静にアジを見ている人がいます。
当社鮮魚課のアジ職人小島社員です。
小島社員は追っ駈けが来ると、必ず各サイズのアジをチェックしています。
どうやら先週入荷していたアジと、今日入荷したアジではどうやら違うみたいです。
魚の外見、持った質感、そして脂ののりなど、実践経験で積上げた目利き力を駆使し魚を判別して行きます。
日海丸の外川さんにそこのところを聞いてみたら、土・日曜日の時化で違うアジが流れ込んだと思うと話してくれました。
さすがアジ職人の小島社員、少しの変化も見逃しません。
言われてみると、先週よりもちょっと痩せてかも・・・・・。
潮が変われば釣果も変わります。
本来この時期は、魚種は勿論、水揚げされる量も豊富じゃなければ困ります。
一雨毎に本格的な夏がやって来ます。
既に相模湾ではキハダマグロが大暴れしていると聞いています。
たまには追っ駈けで大物も良いじゃないですか?!