本州最東端、岩手県宮古市の重茂漁協よりミンク鯨が入荷しています。当然のことですが、捕鯨目的で獲ったものではなく、偶然定置網にかかったもの。
逃がす努力をしたにもかかわらず死亡したため、今回販売されています。体長は6メートル20センチ、メス、乳分泌なし、胎児なしの状態のミンク鯨です。
なぜ詳細な情報がわかるのかと言うと「ひげ鯨等の混獲報告書」と言うものが、農林水産大臣宛に提出の義務があり、入荷してくる鯨一つ一つにその報告書のコピーが添付されているんです。
どうですか、素晴らしい背肉!生の牛肉フィレみたいでしょ。血が滴り刺身で食べたら最高だと思います。
そしてウネス(畝須)。鯨の下アゴから腹部にかけての縦すじの部分を言います。
ウネスは上の白い部分(脂身)と下の部分(肉)に分かれており、上部の脂身をウネ、下部の肉をスノコと呼ぶことからウネスと呼ばれるそうです。
ウネスはスライスして刺身ベーコンとして食べたり、ハリハリ鍋の具としても利用できます。
週末は魚も良いけど、たまには肉で行きますか。