方々の子供を金頭と呼ぶのかと勝手に思い込み、何気にこの漢字は何と読むのだろうと調べたら、ホウボウと別の魚でした。
今日は、金頭ことカナガシラを紹介します。
方々とよく似ていると思ったら、同じホウボウ科に属する魚です。と言っても似て非なるモノ、それぞれに違いがあるので見分けるポイントをお教えいたします。
1つ目はカラダ全体から受ける印象です。
魚体はホウボウの方が大きく成長するのに対してカナガシラはせいぜい30センチくらいにしかなりません。
2つ目は顔付きです。
ホウボウの方がカナガシラより若干顔が長め。カナガシラは口元に尖った角のような突起があり、顔がゴツイ感じです。
3つ目はカラダの模様です。
ホウボウには体側に青(紺、緑)の模様がありますが、カナガシラにはありません。
最後に触った感じが全然違います。
ホウボウはツルツルした感じでウロコがないようですが、カナガシラはまるでヤスリのようなザラザラ硬いウロコがあります。(ホウボウとカナガシラを並べて比較ができなくて残念です。すいません。)
肝心の味の方ですが、カナガシラは白身で美味しいのですが、同じ仲間のホウボウの方が大きく捌きやすいせいか、ホウボウに比べるとずっと安い価格で扱われています。
旬の今の時期、脂が乗って旨味もあり、とても美味しいのですが、今いち人気がない魚です。
お手頃な値段で手に入る魚ですので、スーパーで見つけたら必ずゲットして下さいね。