先日の超巨漢69.7㌔のマハタに引き続き、三宅島より12.1㌔のシマアジが入荷しました。
隣りに1.9㌔のシマアジが入っている発泡ケースが並んでいるので、その大きさを感じてもらえると思います。
伊豆諸島では、10㌔オーバーのシマアジをオオカミとよぶそうですが、正にオオカミサイズのサカナです。
標準和名「シマアジ」はもともと東京・和歌山・富山・高知など各地で呼ばれていた呼称で、体側に縦帯があることから「縞鯵」、伊豆諸島の島嶼での漁獲が多いことから「島鯵」の名があります。
Wikipediaによると、成魚は最大で全長122㌢・体重18.1㌔の記録があるそうですが、市場には1メートルクラスが入荷するのは稀なことです。
サカナにはそれぞれ最適なサイズ(食べて美味しい、造作がし易いなど)と言うものがあり、シマアジは釣るにはオオカミクラスが大歓迎ですが、食べるとなるとどうも勝手が違うようです。
シマアジは3㌔ぐらいの小型魚はとても人気があり、高値で取引されています。
しかし大きくなるにつれて脂がのり過ぎて、シマアジが持っている「さっぱりして透明感のある味わい」が失われてしまうそうです。
ですから刺身だと味が落ちるとの評価。でも西京漬けなどにも使われているシマアジ、この大きさだと何枚切り身が取れるでしょうね。
一昔は、10㌔超級のシマアジがちょくちょく揚がっていたそうですが、最近はめっきり少なくなったそうです。
こんなサカナが釣れたら、一生の運を使い果たして気分になるんでしょうね。