今日は月末の水曜日と言うことで、魚の入荷も少なく少し寂しいセリ場です。
そんな中、鮮烈な赤が目に飛び込んできました。銚子産キンメダイです。
千葉県のキンメダイは、資源保護のために勝浦沖操業など7~9月の間規制され、禁漁。
漁具の制限から、使用する餌の種類の制限、1歳魚の再放流など厳しく細則も決められています。
千葉県銚子沖は、黒潮と親潮がぶつかり、プランクトンや小魚が豊富な漁場。
その小魚をエサに栄養豊かに育った銚子沖のキンメダイは、年間を通して脂の乗りが抜群に良く、筋肉が発達し身も厚く、旨味は最上級です。
キンメダイは、アジやイワシなどと比べ魚体もある程度あり小さな骨もないので、家族の万能包丁でも上手に捌くことが出来ますよ。
自分で捌けば、三枚おろしにした際、失敗して半身に身が付きすぎても、刺身と煮付けもしくは、煮付けにするならエラと内臓の処理だけして1匹丸ごとなんて良いですよ。
是非挑戦してみて下さい。
捌き方や煮付けの方法は、YouTubeに沢山アップされています。自分の好みのサイトをお選び下さい。
追伸
先日、東京都の魚候補No1のタカベを食べました。
仲卸さんから8匹買って、早速自宅で半分を三枚おろし刺身で、残りを塩焼きで食べました。
話には聞いていましたが、ものすごい脂身で小出刃がべたべた。
塩焼き用は、肛門が腹を切り、エラと内臓も切り除き、下準備完了。
恐る恐る刺身に箸をつけると、見た目ほど脂っぽくなく、くせのない上品な味でした。
塩焼きも脂身をある程度取り除いたため個人的には脂の乗りも丁度良かったです。
しかし、ここに誤りが・・・・。タカベの塩焼きは、エラだけ除去し、内臓はそのまま腹に持っている脂を焼く際に肉質に巡らすのがツウのようです。