4月になると、横浜市場のセリ場を賑わす出荷者がいます。
それは鎌倉漁協です。
鎌倉漁協から出荷されて来るあるモノが凄いんです。
あるモノ?それは烏賊です。
平塚市漁協の定置網のように活けで出荷される訳ではありません。
しかし出荷日当日に水揚げされた烏賊たち、今にも泳ぎだしそうなくらいイキイキしています。
烏賊がイイ状態と言うのは、色落ちしてなくて、色素細胞が活発に動いている状態です。
仲卸の方々は各々、目当ての烏賊を目視し、指で胴体を弾いて色素の反応等を見ています。
鮮度が落ちてくると、身に透明感がなくなり、色素細胞も動かなくなるんです。
当然、口にすることが出来れば最高ですが、見てるだけでもワクワクします。
なぜなんでしょうか?
それはいったい幾らで競り落とされるのか、皆興味があるからです。
折角食べることができるなら、プロの捌いた料理で頂きたい鎌倉漁協の烏賊。
見るだけでも神々しい、長生きしそうです(笑)。