どんより曇っているハッキリしない天気、湿度が高いせいかムシムシして不快指数急上昇中です。
当市場は密閉型のコールドチェーン化にリニューアルし、気温25℃設定で空調運転しています。
ですから外気との温度差はあり若干は涼しいものの、ちょっと前の真夏日・猛暑の時はさすがに魚も蒸れてしまいます。
そんな中、厳重に保冷された魚を発見しました。大分県大分市の佐賀関から出荷されたいわゆる関の魚たち。
特種課天野社員のセリ場に並んでいます。
関サバ、関タイ、そして関イサキ、むっむっ、いずれも扱いが全然違います。ベールに隠された秘密の魚。
それでは1枚づつベールを脱がしていきましょう。
1番上は、皆さんお馴染みの保冷剤、それも3個セットです。
2番目は、乾燥防止のシートを被せます(紙)。
3番目は、これも皆さんお馴染み「プチプチ」こと緩衝シートが敷いてあります。これは、保冷剤の重みで魚が潰れないようにするためです。
4番目は、これまた乾燥防止シート
5番目でやっと魚とご対面です。
最後に高級な保冷剤が敷き詰められています。
とうですか!?一切氷を使っていないんですよ。
冷やし方も一般大衆魚は水氷、高級な魚になればなるほど下氷。もしくは直接氷が魚に接触しないように注意しています。
さて、関の魚たちはどうでしょうか?
過保護と言われるかもしれませんが、この取り扱いの違いがブランドたる由縁なのです。