祝いの席や、雛祭りにハマグリの吸い物は付きものですが、なぜなんでしょうか?
疑問に思ったので、少し調べてみました。
昔から2枚貝は、「姫様」(女の子)を意味していたそうで、特にハマグリは他の貝と違って、貝殻がもともとの対でないと絶対にかみ合わないことから、「女の美徳や幸せ」につながるとされたのです。
この事から、「ハマグリ」は「夫婦和合」の象徴とされ、結婚式にも縁起物として出されています。
昔、江戸では「嫁入り道具」として使われており、「貝桶」と呼ばれて真っ先に新郎の家に運び込まれたそうです。
そして、この「貝桶」には1年分(360個=1日暦1年の日数)のハマグリを入れてあり、通年の「夫婦和合」を祈ったと言われています。
このような事から、雛祭りにハマグリを食べる習慣ができたと考えられます。この頃から、貝類も美味しくなる時期です。
昔の日本の習わしですが、ハマグリがとても美味しい旬の時期です。アサリから少しアップグレードしますが、是非食べて下さい。