食べたら美味しいらしい?オオグソクムシ。

とても珍しい生物が千葉県銚子港より当市場に入荷しました、オオグソクムシですかね?

鮮魚課堀元社員より是非写真に撮って欲しいと、イチオシモノです。

絶対に絵になると考えたものの、「深海に棲んでいる生き物」、「絶食が話題」ぐらいで全く予備知識がなかったので、早速ネットで調べてみました。

筆者は本種「ダイオウグソクムシ」だと思っていたのですが、総合的に判断してどうやら「オオグソクムシ」のようです。

ダイオウグソクムシはメキシコ湾や、西大西洋周辺の深海200~1000㍍の海底砂泥地に生息し、体長は20~40㌢と等脚類としては世界最大だそうです。

対してオオグソクムシは、日本の本州中部以南の水深150~600㍍の深海底や大陸棚に生息し、体長は最大で15㌢程度だそうです。

ダンゴムシやフナムシに近い仲間ですが、分類上はフナムシに近い生物だそうです。

とても可愛い?外見、ペットで飼いたいくらいですが、何を食べているのか?

自然界ではおそらく魚や甲殻類の屍骸や微生物を口にしていると思いますが、水族館などではサンマやホッケの切り身を餌として与えているそうです。

そして鳥羽水族館では、5年以上も絶食していても生きていた記録がある得体の知れない生物です。

更に衝撃的なことが判明しました。人間は、オオグソクムシを食べていたのです。

どうやら深海魚漁にとってオオグソクムシは、邪魔者扱い。

見た目はシャコが大きく太った甲殻類。食べれなくはなさそうです。

そしてネット上に掲載されたオオグソクムシの味は、凄く濃厚な味のカニやエビのようなもので、甘みの強く美味しいそうです。

沼津辺りに行けば、出逢えるチャンスあるかもしれませんよ。