お膝元の相模湾で魚が獲れない。
毎日ブログを更新している㈱小田原魚市場の水揚げ情報を見ても、その悲惨さをヒシヒシと感じる。
全く獲れない訳じゃないと思う。
しかし量が纏まらないと、発泡箱代、輸送運賃、人件費など経費も回収出来ない。
だから出荷しない、いや出来ないのが現状だと思う。
水産業は水商売と人は言う。
自然を相手に勝負している漁師にとって、魚が獲れるかどうかはお天道様任せ。
そのお天道様がここ数年当てにならないから、漁師の生活は困窮し始めている。
サンマ、サケ、そしてイカ・・・・・、どれも不漁を代表する魚種たち。
今引き合いがあるのにモノ不足が深刻なのが、ダルマイカ(剣先イカ)かな。
数年前は大量入荷していたのに、今日は3箱だけでサイズもかなり小振り。
なのにセリ値はしっかり高値安定しています。
イカはどちらかと言えば特別な存在で、高くても荷が動きます。
しかし他の魚は想定している値段より高いと、全然荷は動かない=売れないのです。
加えて新型肺炎が原因で、ホットスポット化している横浜。
クルーズ船から下船した感染していない乗客が、横浜駅から公共交通機関で帰宅して行く画像を見ていて違和感を感じたのは私だけなのか。
ぼんやりとしか見えていなかった恐怖が、具現化する可能性が高まった気がします。
もし市場従事者の中から感染者が出たら・・・・・、最悪なシナリオは考えないようにします。