魚は生臭い、ベトベト、ヌルヌル、して気持ちが悪いと感じる人は数多くいるはずです。
なぜ魚は粘液が凄いんだろうと、筆者もずっと感じていました。
ネットで調べてもなかなか見つからなかったのですが、やっと発見しました。
北里大学海洋生命科学部で科学的に研究されているんですね。簡単に言ってしまうと「カラダを守るための術」です。
人間をはじめとするほとんどの陸棲動物の皮膚は、最表面が角質化した死細胞で覆われており、これが丈夫な物理的にバリアとしての役割を果たし、細菌やウイルスなどの病原生物の侵入を防いでいます。
それに対して魚類の皮膚は角質化されておらず、全て生きた細胞に覆われ、水にダイレクトに、しかも生涯接しています。
一見丈夫そうなウロコを持っていますが、ちょっとした衝撃で剥がれてしまうことも。ウロコもない魚までいます。ではどうやって皮膚を守っているのか?!
答えは皆さんご存知の通り、魚類のヌルヌルベトベトとした粘液なんです。魚類の皮膚粘液には抗体や抗菌ペプチドなどの防御因子が含まれているそうです。
なぜカレイの仲間だけがあんなに粘液が出てくるのか、不思議で仕方ないです。誰か教えて欲しいです。
追伸
ナメタガレイ他、食べると美味しいカレイですが、粘液は料理の際にはしっかり取り除いて下さい。魚のことを考えるなら真水ではなく塩水で洗って下さい。
完璧に取り除かないと臭くて食べれないですよ。(笑)