近年、魚類学の研究により魚類には線視力という”釣り糸を見るために進化したと思われる特殊な力”が備わっている事が判明したそうです。
種によって差はあるものの、魚の視力はおよそ0.1~0.6程度とされています。しかし線視力は通常の視力に対して2~3倍近くあり、魚種や個体によっては釣り糸を見る力は人間の視力に匹敵する可能性があることが判明したそうです。
この発見により「釣り糸の太さが釣果に影響する」という釣り人が長年唱えてきた説が初めて科学的な裏付けを得たことになります。
しかし、今回の発見では魚の釣り糸を見る力が優れていることが判明しただけで、どの太さが釣果にどれだけ影響するのか、どの太さまで認識するのかは判明していません。これからの研究課題ですね。
因みにマグロの視力は0.3~0.5、サバは0.08、アジ・スズキは0.12、ブリは0.11といずれもかなりのド近眼ですね(笑)。