「鯨は、意外と身近な存在なんだ。」と筆者は当社に入社して実感しています。
今日は少し見慣れない先から出荷されてきています。
しかも漁獲されたのが北海道網走市なのに、販売者は福岡県博多なんです。
その正体は、一般社団法人地域捕鯨推進協会です。
[pdf-embedder url=”https://www.yokohama-maruuo.co.jp/cms/wp-content/uploads/2017/06/7c44c3f791c0f7caa21753e3b94ea687.pdf” title=”地域捕鯨推進協会”]
あまり聞き慣れない名称の協会ですが、日本沿岸における鯨類の資源調査を行うために、平成22年1月29日小型捕鯨業者によって設立された非営利組織です。
偶然定置網漁にかかってしまったミンク鯨を販売するのではなく、日本鯨類研究所の下で調査標本であるミンク鯨の捕鯨や副産物の処理を目的したものです。
ミンク鯨の扱いが上手なため、出荷されてきている赤肉はドリップしておらす、瑞々しくてジューシーと言う言葉がぴったりです。
仲卸伊勢勝の店頭に、適当な大きさに切り分けられたミンク鯨の赤肉が売られていたので画像に残しました。
実際にアップでミンク鯨を撮影してみると、その状態は説明がいらないですね。
そして思わず、一番小さいモノを購入しちゃいました。
当然、新鮮なので刺身で頂けます。
包丁で薄切りにして、ユッケみたいな食べ方で簡単に頂けますよ。
ちょっと鮮度が気になるモノは獣臭さ鼻につくので、その際は生食を諦めて竜田揚げなんてお勧めです。
ミディアム、ミディアムレアくらいの熱の入れ方でも、牛肉のフィレ肉のような味わいを楽しめます。
鯨の肉は正直濃いめの味付けを施すと、何の肉だか分からし違和感は全くありません。
鯨はいつでも売っているものではありませんが、市場では高い確率で見つけることが出来ます。
そしてとっておきの情報ですが、当市場内にある「横浜魚市場卸協同組合 厚生食堂」で食べることが出来ますよ。