クジラ(鯨)が入荷して来ると、どうしても気になってしょうがないんです。
「三つ子の魂百まで」じゃないけど、子供の頃に受けたクジラのマイナスのイメージが長年付き纏っていた。
きっと給食で食べた鯨の竜田揚げが硬すぎて、噛み切れなかった最悪の記憶が脳裏に焼き付いているからだと思う。
圧倒的に一般の人と比べて、クジラに触れる機会が多い市場人。
私もその市場人の一員となり、クジラを目にすること、口にすることが圧倒的に増えました。
そうなると必然的にクジラが身近な存在になって来たのですが・・・・・。
現実は目の前にクジラがあって、ちょっと手を伸ばせば届く存在が遠~い存在になっています。
かつて庶民の味方的な食材であった鯨は、現在は超高級食材になっています。
しかも調査捕鯨から商業捕鯨へ昨年7月1日に舵取り変更がなされ、もっと身近にそして安価に入手出来ると期待していたのですが・・・・・。
クジラの捕獲数はクジラの種類・各年度毎に捕獲枠が決められているので、自由にクジラを獲ることが出来ないんです。
だから今年になってミンククジラの入荷は2回目。
こんな時期じゃなければ、仲卸同士で取り合いになっても可笑しくないのに・・・・・、本当に新型コロナウイルスが恨めしい。
ウネス、
舌、
皮、
赤肉、
小切?
これって「こま切れ肉」「切り落とし肉」なの?
肉って加工の過程で半端な部分が絶対出てきたしまうんです。
正直クジラのどこの部位だかわかりませんが、食べれる部位であることは間違いありません。
「小切」を一口大に切り揃えば、竜田揚げで食べたら美味しいかも。
「小切」の食べ方を知っている方は、どうやって食べるのが良いのか教えて下さい。