氷雨、そして北風。
急に今朝は気温が下がり、湘南辻堂では2.8℃まで記録しました。
このまま寒さが続くと・・・・・、ホワイトクリスマスもあるかもしれません。
この時期市場は「クリスマスは苦しみます」。
おやじギャグじゃなくて、一般家庭でこの時期魚を食べるなんて常識で考えてもない。
そして我が家でも娘たちは、「ハマケイの若鶏モモ」が食べたいと叫んでいます。
例年この時期に、魚は売れないです。
でもパーティーや宴会などにお寿司、オードブルなどに使う魚のニーズはあるのですが、物量が動かないと・・・・・、考えものです。
だったら魚市場にある肉はどうですか?
今日は、ムネとウネスが岩手県九戸郡洋野町の種市南漁協から出荷されてきました。
そして市場内の仲卸㈱横浜平庄には、いつも冷凍・加工品が販売されています。
そうです、漢字で書くと魚偏に京=鯨(クジラ)。
皆さんご存知だと思いますが、魚類ではなく哺乳類です。
では「鯨」の漢字の謂れは?
インターネットはとっても便利、検索したら載ってました。
誰でも海に生息して、あの格好・外見だったら、でっかい魚だと思いますよね。
「鯨」と言う漢字は、紀元前3~4世紀頃に書かれた書物の中に使われていたそうです。
と言うことは、この時期と同時、もしくはそれ以前に「鯨」と言う漢字は完成していたことになります。
しかもその意味は大きな魚(のような動物)だったようです。
でも彼の有名な古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、すでにこの時代に鯨が空気で呼吸することを知っていたそうです。
ちなみに、日本人が鯨は魚ではないと知ったのは江戸中期、18世紀半ば頃と言われています。
やっぱり「鯨」って奥が深い。
そして四方を海に囲まれた日本にとってクジラは、古来より重要な食料資源として利用してきたんです。
私は小学校時代に、給食でカチカチのクジラ竜田揚げを食べて育った世代です。
だからこそ、クジラの良さを皆さんにお伝えしたいんです。
追伸
今日入荷したミンククジラのウネス、どうやって食べるの?
特種相対品課北村社員に食べ方聞いたら、脂が入った部分は一旦凍らせてから薄切りして食べるそうです。
まるでクジラのルイベですね。
そして皮に近い部分は、鯨のコロと同じようにおでんの具に使うと良いみたいです。