鰆のアラも捨てたもんじゃない。

とうとう2020年のカレンダーも残り1枚。

コロナ、コロナの1年で、巣籠、在宅勤務、テレワークなど新しいライフスタイルが確立した変化の年でした。

「亭主元気で留守が良い」はずが、常にご主人がいることで夫婦仲が・・・・・。

なんてご家庭もあったらしいですが、市場(現場)で働く当社社員にテレワークなんて死語でした。

むしろスーパー・量販店に係る社員は、大忙しだった。

でも巷では「何でも自分でやってみる」風潮が広がり、私も便乗して自家製チャーシューに挑戦したな。

当然、生業である魚を、捌く機会や食べる機会は明らかに増えた。

しかし魚を捌く度に、捨てる部分が多いことに疑問符が?????

真鯛やキンメダイなどは、頭も漏れなく煮たり炊いたりするげど、後の魚はね・・・・・。

勿体無いけど、今までずっと捨てていた。

でも保土ヶ谷にある魚菜権現の村山さんに色々教えてもらって試したら、目から鱗が落ちた。

今日は今が旬のサワラのアラを使った「肉じゃが」を紹介します。

何か仰々しいイメージですが、簡単に言うとサワラのアラを肉じゃがに入れたもの。

先ずは肉じゃがを作る工程が先行し、途中でサワラのアラを投入するだけ。

魚は下拵えが不十分だと、魚の臭みが全てを台無しにするので、振り塩、葱や生姜等薬味の使用、そして湯通し等の下処理が重要です。

今回は鮮度も良いサワラだったので、アラに振り塩だけ行いフライパンで軽く焼いてみました。

後は肉じゃがとサワラのアラを一緒に煮込むだけです。

あっ!言い忘れていましたが、今回の煮汁は「クルメキッコーのうまかばい」を使用しました。

約10~15分につめると、こんな感じの仕上がりです。

更に5分煮詰めるとこんな感じ。

味はどうですか?と聞かれたら、美味しいですよと答えたいです。

チョットした工夫で捨ているモノも大変身。

今度は鮭を余すところなく使いたいな。