三重県鳥羽市の中村菊三商店㈱より、春らしい魚=鰆(サワラ)が出荷されてきました。
鰆の「サ」は細い、「ハラ」は腹を意味し、腹が狭くてスマートな容姿・体形が語源となっているそうです。
しかし、どうですか細い?
う~ん、体長からするとなかなか立派な胴回りです。
むしろ腹が白い。
どの鰆をみても・・・・・、面白いくらい腹黒い、いやいや腹白いです。
なぜ腹が白いのかネットで調べてみたら、同じように疑問を持つ人がいるんだなと安堵感を覚えました。
全ての魚に該当する訳ではありませんが、気づいて改めてみてみると腹が白い魚が非常に多いんです。
その理由は、魚が住んでいる環境にあるそうです。
魚の目は大体上に付いているケースが多いですが、水面・水中にいる昆虫や小魚など餌を見つけ、捕獲し易くするためです。
その反面、魚にとって死角である下からの敵の攻撃が脅威なんです。
しかし腹が白いと太陽の光に溶け込んで、敵から見難い状態になるんです。
つまり白い腹は、保護色なんです。
同様に魚の背が青色系統になっているのも、海上・空から狙ってくるカモメや鵜、ウミネコなどの敵から見え難くするためだそうです。
鰆は一説によると時速100kmで泳ぐと言われています。
こんなに速く泳ぐ鰆の天敵は?
もしかしたら、鰆は言うに及ばず、全ての魚の天敵は人間なのかもしれないですね。