やって来ました、昨年同様、平塚市漁協日海丸の定置網にシコイワシを追ってワラサ、ブリが大漁に入りました。
19日には小田原魚市場にワラサがトン単位で水揚げされているので、相模湾にまだまだ大量に居そうですね。
漁港では通常水揚げした魚をその場で魚種、サイズ毎に仕分けし、発泡の容器に水氷りや下氷りして市場に出荷しますが、今日みたいに大量に獲れてしまうと、ダンベのままトラックに積め込み、現場での作業を短縮し、1秒でも早く市場に着くようトラックを走らせて来ます。
漁港を出発する時間が遅くなればなるほど、通勤渋滞に巻き込まれ、市場に着く時間も遅れてしまいます。
量販に向け配送されるトラック便は4~6時頃には市場を出発してしまうので、せっかく新鮮な地元の魚が水揚げされても時間が遅くなると仲卸、買参人は魚が欲しくても買えないというジレンマに陥ってしまいます。
私見ですが、獲れたて新鮮もいいですが、1日位置いて少し熟成させると旨味が増し、美味しく頂けるのでは思います。
巷のスーパーにもワラサが出回っていると思いますが、冬のブリとは脂ののりが違います。
ワラサは漢字で稚鰤と書き、字のごとく若いコリコリした食感は楽しみの1つです。しかし、今の時期は本来の脂がないため、調理には一工夫が必要だと思います。
薄味では肉のパサパサした感じが何となく味気ないので、煮付けも少しこってり系の方が良いと思います。ワラサが本格的に美味しくなるのは秋頃ですかね。