平成30年4月1日、早いもので今年も残り9ヶ月となりました。
そして本日午前11時30分、菅官房長官より新元号の発表がなされる特別な日です。
当社にとっても、若鮎である2019年度新入社員5名を迎え入れる特別な日でもあります。
では今日のブログのネタは何にしよう。
やっぱり春らしい魚がイイな。
とてもダイレクトだけど、尺が稼げる『春告げ魚』を紹介したいと思います。
『春告げ魚』と言うとニシン(鯡・鰊)と決めつけていましたが、実は日本列島各地に『春告げ魚』はいたんです。
かつての『春告げ魚』の代表選手は、北の冬の海に春の訪れを知らせてくれるのがニシンでしたが・・・・・。
漁獲量の減少からその立場がちょっと揺らいでいました。
しかし最近のサバブーム≠青魚ブームもあってか、人気復権の兆しが見えています。
ニシンの漁獲量の減少に伴い、『春告げ魚』の地位を脅かしているのがメバルです。
メバルは釣って良し、食べて良しの人気の魚ですが、釣り人の間では、メバルが釣れ始めると春を迎えたんだ、もう春なんだなと認識されるそうです。
身離れが良く、煮付けにすると頭やアラからイイ出汁が出るので、まるごと調理してみて下さい。
私個人的に『春告げ魚』どストレートだと思っているのが、魚偏に春と書き、俳句の季語にもなっている『サワラ(鰆)』です。
西では春のサワラ、東では冬のサワラ=寒ザワラが人気ですが、産卵後の時期を外せばほゞほゞ美味しく召し上がれます。
シンプルに塩焼き、西京焼き、塩麹焼きなんておススメです。
そして伊豆諸島では『春トビ』、ハマトビウオが春の味わいとして関東地方では親しまれています。
時期によって水揚げされるトビウオの種類は変化し、当市場には初春から晩夏頃まで入荷があります。
角張った体形は魚らしくないんですが、見た目に反してとても味わいの深い美味しい魚です。
まだまだ探せば、佐賀県唐津市飴源のシロウオ(素魚)も毎年ブログでお世話になっています。
春が来れば、駆け足で夏がやって来ます。
一年が経つのが早過ぎるかな?これも私が歳をとった証拠かもしれません。