少し旬を外してますが、まるで白い紙が水に濡れ滲みて身が透けてるようで面白いので、今日ご紹介します。ムシガレイです。
今日は富岡より入荷しており、見た目通り薄く柔らかいカレイの仲間です。
ムシガレイは東京での呼び名で、目のある方を上にして、肌を見てみると6個の斑点があります。
これがムシガレイの大きな識別点で、この斑点が虫が喰ったような模様から「虫鰈」と呼ぶ事があるそうです。
鮮魚で見かけることは少なく、ほとんどが干物や加工品として市場に入荷されています。
旬は秋から春。鱗は薄く細かく取りやすい。皮はしっかりして強く骨は柔らかい。何度も繰り返しになるけど、透明感のある白身でやや水分が多く、旨味は少なめ。
干したりソテーにしたりすることで味わいが増すようです。