当市場に大量に入荷しているものといえばイワシ、平塚市漁協の日海丸、川長三晃丸より連日100ケース超の入荷があります。
そして同じ相模湾なんですが、小田原、伊豆伊東方面ではイシダイが大量に水揚げされており、当市場にもこのところ入荷が目立ちます。
イシダイは釣り人に大人気のサカナですが、餌としてサザエやウニ、赤貝等を使用します。
餌の調達が難しく、餌自体も高価なためか、同じ磯釣りでもクロダイやメジナを対象するモノと比較してイシダイ釣りは広く浸透していないそうです。
そして様々な魚体を見せてくれるイシダイ。
黒い7本のストライプが印象的なモノ、歳と共に縞が消えかかっているモノ、すっかり縞が消えて青褐色になったモノなど。
そして縞の色が鈍くなるのに反比例して、口の周りが黒くなる通称クチクロ。
約2年で成魚まで成長し、なんとイシダイの寿命は10~20年とサカナの中でもかなりの長生きなんです。
大きくなるモノは40㌢超もいるそうですが、滅多にお目にかかれるものではありません。
しかし、今日はエサに誘われたのか平塚市漁協の定置網にかかり、活けの状態で入荷がありました。
魚体は40㌢超でかなり大きい、まだシッカリ縞が残っているので若者かな。
果然、イシダイを食べてみたいですね。
しかし、なかなか仲卸の店舗に並んでいないので、今度じっくり探してみたいと思います。