ちょっと気になる魚を、ここ数週間鮮魚課五十子社員のセリ場で見かけます。
『しまね定置もん』、JFしまねの馬島大敷網(島根県松江市島根町加賀沖)で水揚げされたヒラです。
ヒラ?だいぶ名前が省略されていました。
正式にはヒラマサ、漢字で書くと平政、ブリ御三家の一人です。
活け締めで出荷されてきましたが、仕立てが良いのか非常に魚体がキレイでピカピカ、美しい。
さすが、これが『青背の貴公子』と呼ばれる所以かもしれません。
(余談ですが、大敷網とは簡単に言ってしまうと定置網のことです。)
冬が旬のブリに対して、ヒラマサの旬は夏。そう今の時期が美味しい時期なのです。
ブリほどは脂ののりはありませんが、心地よい食感・歯応えはヒラマサの持ち味です。
しかし、その食感も1日経つ=寝かすと一変。
今流行で言うと『エージング』、熟成させたものは、食感シコシコが程よい堅さに、旨味も1日目より増してくるんです。
あ~、自分で捌いて食べてみたいと思っていたら、仲卸の㈲元初商店の店先で発見。
つい、衝動買いしてしまいました。
今晩は内臓処理と三枚におろして、明日のおかずにしようかな。