連日平塚市漁協より、湘南の夏の魚の代名詞「シイラ」が入荷しています。
全世界の暖かい海に生息する肉食性の魚で、大きいモノは2メートルにもなるそうです。
スーパーなどでも筆者が住む辻堂では、普通に切り身が売っています。
シイラと言えばクセのない白身でフライやムニエル、ポアレなど脂が少ない分バターやオリーブ油などで脂肪分を補う事で美味しさを引き出せる魚です。
それでは皆さん、シイラは白身魚、赤身魚、青魚?正体は何なのか、正解は赤身魚の青魚なんです。
生の状態を見るとすぐに判るのですが、シイラは薄いピンク色です。マグロなどの赤身のサカナは常に速いスピードで泳ぎ回っているため、長時間活発に動かせる筋肉が必要となります。
筋肉を動かす燃料のひとつが酵素で、酵素を貯える働きをするのが赤い色をしたミオグロビンというタンパク質。このミオグロビンを多く含む筋肉を赤色筋といい、マグロはこの赤色筋が多いので赤い身をしているのです。
因みに青魚という分類は、主に外見や肉質から見た便宜上、実用上の概念なんですが、背の青い魚、表層近くを群れで遊泳、筋肉は遊泳に適した赤身でヒスチジンなどが多く含まれ、鮮度の低下が早い。
比較的小型で大量に漁獲され単価の安い、いわゆる大衆魚を指すことが多い。肉質や外観が似ていてもマグロや鰤などの大型魚や高級魚は、あまり「青魚」と呼ばれない傾向にあります。
とれたての地魚ですので、安心して刺身でも食べれますよ。目の色の輝き、体色の色艶が全然違いますよ。