I ♥ SHRIMP 、いいネーミング。フィリピン産養殖バナメイ海老です。
横浜丸魚の海老先生工藤社員に詳しいことを聞いてみると、ストーリー性のある特別なエビだそうです。
箱に「活〆原料 当日処理限定」と記載があるのは伊達ではなく、この商品の売りの1つなんです。
養殖池から池揚げ後、その場で生きたままブライン凍結と言う方法で急速に凍らせます。
そうすることで鮮度が高い状態で保持され、エビは余計な水分を含まないため、エビの持つ旨味がギュッと凝縮されるそうです。
そして、無頭、殻取り加工して袋詰めして再凍結されたものが目の前にあります。
因みに、ブライン凍結とは食塩、塩化カリウムなどの濃厚溶液(ブライン)を―20℃以下に冷却し、食品を漬け込んで凍結させる方法です。
遠洋カツオ一本釣り船で凍結されたカツオは、この方法が殆んどです。
では実際に凍ったエビの塊を解凍してみましょう。
アルミの鍋に氷水をいれて、凍ったエビの塊を投入します。
この解凍方法はプロの技が詰まった方法で、ブログでお馴染みのフグ太郎さんが行った方法です。
熱伝導率を利用した解凍方法で、エビの旨味を逃がさず、しかも通常よりも時間を短縮して解かすことができるんです。
解かしたバナメイをボイルして試食した感想ですが、とても香りが高いのに驚き、プリプリの食感にも驚き。
冷凍エビなのに、指で強く押しても跳ね返すような強力な弾力にも驚きです。
肝心の味ですが、サイズの小さめなのにエビ独特の旨味がギッシリ詰まっている、「美味しい」。
こんなエビで乾焼蝦仁を作った最高に美味しいでしょうね。絶対にお勧め素材です。