10月のとある日、お世話になっている神奈川県佐島のしらす漁師『平敏丸』さんにお頼みして、しらす漁に同行させていただきました。
前日から天気は雨の予報で、横浜から佐島へ向かう途中でも雨がパラパラと・・・。
昨日はあんなに晴れていたのに・・・。雨男は私なのか・・・と、考えていましたところ、ありがたいことに現地は曇り空。
気持ちを切り替え、いざ相模湾へ
魚群を求め5時頃出航しました。平敏丸さんは一艘引きでしらすを漁獲します。
レーダーで魚群を探し、ピンポイントで網を放つ。船長と船員二人のコンビプレーは、まさに阿吽の呼吸の職人技です。カッコイイ!!
今年の漁模様は豊漁と聞いていましたので、期待が大きかったのですが、一回目の水揚げは不発でした・・・。
このまま獲れないのかなと不安がよぎりましたが、海とともに生きる漢は丹念に魚群を探し、網を放とこと3回目、しらすがヒットしました。漁師曰く20kg前後。しらす漁初体験の私は思わず興奮してきました。
水揚からは、超スピード勝負です。しらすは鮮度劣化が早いので、すぐに冷やすことが一番大切だそうです。
なので、船には大量の氷が積んであり、水揚げしたしらすを細かい氷と一緒にかき混ぜながら冷やしていきます。
試しに獲れたてピチピチのしらすを食べさせていただきました。
見たことのない透明感とハリとツヤ。食べたことの無いプリっとした食感。すべてが素晴らしい!
獲れたてが食べられるのは、命がけの漁師さんだけの特権ですね。
当日の水揚げは約200㎏、大漁でした。
陸に上がり、工場で獲れたてのしらすを洗浄し、異物を除去して、パックに詰め、金属探知機に通します。
鮮度が命なので、ここでも丁寧かつスピード勝負。美味しいものを提供するため、様々なな工夫をほどこし、休憩をはさむことなく働き続ける漁師の皆さんには脱帽です。
営業の我々は漁師さんの想いも込めて販売しないといけませんね。
この場を借りて感謝を申し上げます。ありがとうございました。