魚河岸処の前で、アンコウの吊るし切りの実演です。
先生は、お魚マイスターの仲卸㈱ムラマツの村松社長です。
先生も自ら言ってましたが、ちょっとサイズが小さ目で下しにくそう。
村松社長の軽快なトークとぬめぬめのアンコウの滑りと格闘しながら、見事成敗しました。
皆さん、アンコウの7つ道具分かりましたか?!
①とも(胸ビレと尾ビレ)
②皮
③柳肉(白身の部分、胴体や頬肉)
④水袋(胃袋)
⑤ぬの(ちりめん)卵巣のことです。
⑥肝
⑦エラ
村松社長の説明の中で印象的なことは、おそらくアンコウの肝の値段だと思います。
国産がキロで福沢諭吉に対して、中国産は樋口一葉でおつりが出るくらい格差があるんです。
普通の鍋に中国産でも肝を加えるだけで、ご家庭の鍋のランクがワンランク・アップ変身すると話されていることに、なるほどと共感する自分がいました。
身肉にはコレステロールがたくさん含まれているので、要注意。
解いた肝汁と皮や骨からでるたっぷりのコラーゲンを楽しんでください。
ところで、魚河岸処で配布された今日のアンコウ汁は如何でしたか?