やっと集荷されてきた鮮魚の数が整って来ました。
特に目新しいモノがある訳ではありませんが、これが冬なんでしょうね。
セリ場を見渡して、個人的に気になるのは魚は・・・・・、ブリかな?
鮮魚課関西チームのセリ場に、鳥取県境港より巻き網のブリが大量入荷しています。
同じ鮮魚課北海チームのセリ場には、ブランド魚の富山県氷見ぶりや、石川県金沢や新潟県佐渡島からもブリは入荷しています。
素人目で見ても、10㎏を超えるブリは丸々太って脂のっていそう、いえいえ脂のってます。
個人的にはこの時期にブリは最高に美味しいと思っているのですが、そのブリにある変化が生じているんです。
その変化とは、取引値です。
氷見ぶりが高いのはある意味理解出来るのですが・・・・・。
年取り魚の役割も終えて、もっと取引値が落ち着いてもいいのに高値圏を動いています。
なぜなんだろうと営業の源波部長に聞いてみたら、成人の日までかなと・・・・・。
もしかしたら、ブリは祝い魚?
全国的に祝い魚と言えば「鯛」だと勝手に思っていました。
しかし、ネットで調べると信州長野県ではお祝いにブリを使うそうです。
ブリは誰でも知ってる出世魚(ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ)、祝い事にはむしろピッタリだと思います。
先月購入したブリ、凍らせたものを解凍し再びブリ照りに。
今回は片栗粉を塗せたブリを、サラダ油にごま油を混ぜたもので焼いてみました。
絡めるたれは、醤油2:酒2:味醂2:砂糖1の割合。
酒は貰い物の男山、砂糖は本来三温糖がベストなんですが、上白糖とグラニュー糖を混ぜて使いました。
料理酒ではなく飲める酒を使うと、イイ香りが漂い堪りません。
綺麗な仕上がり、素材が良いと誰が作っても外さないですね。