折角、久々の豊漁なのに・・・・・、漁師は複雑な気持ちでしょうね。
これだけで魚種を特定出来たら凄いですよね。
今が旬のホタルイカの話しです。
富山県では3月1日にホタルイカ漁が解禁して、まだ2週間しか経っていないのに・・・・・。
本当に珍しいことなんですが、ホタルイカの生、スチーム・ボイルも今年は実食済みです。
なぜなのか?!
例年に比べ豊漁・好漁であること。
新型コロナウイルスの影響で、飲食店をはじめとする業務筋の買いがストップしていること。
つまり需要と供給のバランスが崩れていることで、相場は従前より安めに動いています。
だから今年は、比較的お手頃価格で富山産のホタルイカが入手出来ています。
今売り先として業務筋がダメだと・・・・・、絶好調の地元密着型のスーパーマーケット・量販店かな?
肝の実入りが良くて美味しい富山のホタルイカに、地元スーパーで遭遇出来るかも。
今年は頻繁に生のホタルイカを購入して、自分で食べて実験しています。
折角鮮度が良いホタルイカなので、わざわざボイルして食べるのは勿体ない気がしています。
生食・刺身で食べてみたいと思い、実は何匹が食べちゃいました。
美味しかったのですが・・・・・。
後になってネットで調べたら、かなりデンジャラスで禁断のチャレンジをしてしまったと猛省。
先ずは地元の人(富山県人)は好んで、生食はしないそうです。
ホタルイカの内臓には、旋尾線虫と呼ばれている寄生虫が寄生(寄生率2~7%)しているのがその理由です。
生食用ホタルイカをかつて国立感染症研究所で調べたら、168検体中12検体7.1%に旋尾線虫と言う寄生虫の幼虫が検出された記録があります。
もし旋尾線虫の幼虫をヒトが食べてしまうと、約1~3日のうちに皮膚爬行症や嘔吐、腹痛、最悪の場合には腸閉塞・・・・・。
ラッキーかな?とりあえず3日以上経過して、何も起きていないので97%だったのかもしれない。
皆さんはこんな危険なことしては駄目ですよ。
旋尾線虫の幼虫は、ホタルイカの内臓(胃・腸)の中にしかいません。
だから、どうしても生食・刺身で食べたい時は内臓を取り除き、胴部だけを食べることをおススメします。