いつも貝でお世話になっている㈱伊勢勝で、珍しい貝に出逢いました。
おそらくこのブログを続けて5年以上経過しましたが、初めて紹介する貝です。
ちょうど今年の中秋の名月、10月1日まであとわずか。
強引に月(ツキ)繋がりで、「月日貝(ツキヒガイ)」を紹介です。
とてもキレイな貝殻ですよね!思わず衝動買いしちゃいました。
ちょっと口を開けていたので、中を覗き見すると・・・・・。
ホタテガイやヒオウギガイに似ています。
そうです、ツキヒガイはホタテガイと同じイタヤガイ目イタヤガイ科に属する貝なんです。
「月日貝」とてもロマンティックな名前ですが、貝殻の「赤」と「白」が如何にも「月」と「日」になぞられています。
ツキヒガイはちなみに赤い方が上向きで、白が下向きとなります。
では1つ剥いてみましょう。
仕事柄、Myホタテガイの貝剥きを持っているので。
殻は薄いので取扱い注意。
でも簡単に殻は剥け、貝柱だけを取り外し頂くことにしました。
剥いてみて貝柱が非常に小さいのにビックリ。
そして食べてみて2度目のビックリ。
ホタテガイの食感をイメージして噛んだら、シャキシャキ?
想像したモノと全然違った。
う~ん、ツキヒガイの食感を強いて同じ貝に例えるなら、タイラギ(平貝)に似ているかもしれません。
そして肝心の味の方ですが、ホタテガイよりも旨味が足りないかな。
水揚げ量が少ないため、市場に出荷されることが少ないツキヒガイ。
そんな食材に出逢えたのは、もしかしたらツキが回って来たかな?