秋深しと言いたい今日この頃ですが、暖かく過ごしやすい日が続いており、まだ鍋を囲むような感じではありませんね。
コロナ禍が少し和らぎ外食産業も復調のの兆しがありますが、この1年半で中食の楽しみを知ってしまい、すでに出不症(精)になってしまった方も多いのでは?(私もそのひとり・・・)
ニュースでも話題になっておりますが、近年は秋刀魚が不漁続きで高値安定、北海道の秋鮭も不漁でいくらに関しては超高値安定・・・。食欲の秋を満たすにはいったい何を食べれば良いのだとお思いの方に・・・。
ご存知な方も当然多いかと思いますが、今年は何と言ってもカツオがオススメです。水温や黒潮の流れの影響もあり、昨年は脂がのったカツオが少なかったのですが、今年のカツオは脂がのって美味い!!ともっぱらの評判です。しかも安い!!
となれば、当然冷凍でも脂がのった美味しいもカツオもあります。カツオにも漁の方法は色々あります。最も良いとされているのが、一本釣り漁、その次は巻き網漁です。凍結方法も色々あり、獲れたてを船上で急速凍結する船凍(せんとう)、生で水揚げされてから工場で凍結する陸凍(りくとう)があります。獲れたてを船で急速凍結すれば、鮮度は生鮮で流通するカツオより良いのです。
トロカツオを呼ばれる冷凍カツオを入手しましたので、フライパンでタタキにしてみました。
完全解凍せず、半解凍くらいが調理しやすいです。わかりづらいですが白い部分が脂です。
フライパンには油は敷かず、強火で焼き目を付けました。カツオの柵は三角形になっているものが多いので三面に焦げ目がつくくらいに焼きます。
すぐに凍り水に入れて粗熱を取る方法もありますが、半解凍状態なのですぐに冷蔵庫に入れるだけで粗熱は取れます。
あとはお好みの大きさにスライスすればできあがりです。もちもちの食感を楽しみたいのであれば、やや厚切りが良いかと思います。
タタキにすると脂が流れてもったいいないとの意見もありますが、それでも皮ぎしの脂がバッチリ残るくらい今年のカツオは脂がのって美味しいのです。